2026.09.27
【仙台市太白区 コンクリートが剝き出しになったバルコニー床を調査】 みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん北店の兵藤です!「バルコニーの床材や塗膜が剥がれて、下のコンクリートが見えてしまっている…」 「雨が降ると水が溜まり、苔や黒ずみが目立つようになってきた」…
今回は、塩竈市にお住まいのお客様より「ベランダの床がポコッと膨らんでいるようなので、一度状態を見てほしい」とのご相談をいただき、さっそく現地調査にお伺いいたしました。
ベランダやバルコニーは、普段から雨風や太陽の強い紫外線に晒され続けているため、お住まいの中でも特に傷みが出やすい場所です。お客様が気づかれた「床の膨らみ(フクレ)」は、実は防水層からの非常に重要なSOSサインです。
「まだ雨漏りはしていないから大丈夫」と思って放置してしまうと、内部で腐食が進んでしまうこともあります。プロの目で何が起きているのか細部までしっかりと点検・確認させていただきました🙇
《【防水工事】ベランダ・バルコニー・陸屋根に!種類を比較》
現地に到着し、お客様にご案内いただいてベランダの床を確認すると、ご指摘通り中央付近の防水層が中に空気が入っているように膨らんで浮き上がっている状態でした。
この「膨らみ」は、防水層の内部・下地に水分や湿気が閉じ込められることで発生します。
【膨らみが発生する主な仕組み】
1.防水層の微細なヒビ割れや壁際の隙間から、下地(木造合板やコンクリート)へ雨水がしみ込む。
2.晴れた日に日光で温められると、内部の水分が熱されて「水蒸気」に変わる。
3.気化した水蒸気は体積が何倍にも膨らむため、逃げ場を失って防水塗膜を下から押し上げてしまう。
この状態のまま上から塗料を塗り重ねるだけ(単純なトップコート再塗装や密着工法)の補修を行ってしまうと、残った水分が再び気化して施工後すぐにまたポコポコと膨れてしまいます。そのため、なぜ水が溜まったのか根本的な原因を見極めることが非常に重要になります。
続いて、ベランダ床面全体の防水状態を細かくチェックしました。
床の表面を観察すると、防水層を保護するためのトップコートが大きく擦り減り、素地が見えかかっている状態でした。本来、トップコートは紫外線や歩行の摩耗から防水塗膜を守る役割を果たしていますが、その保護効果が完全に切れてしまっています。
撥水性が失われたことで水はけが悪くなり、水が滞留しやすい部分には苔(コケ)や黒ずみが広範囲に付着していました。
苔やカビが生えているということは、日常的に床面がじっとりと湿気を含んだままになっている証拠です。この状態が続くと防水塗膜そのものが紫外線で直接痛んでしまい、ひび割れや破断を急速に進行させてしまいます。
ベランダの点検では、床面だけでなく壁際や手すりの接合部(取り合い部)の確認が欠かせません。
今回、水が内部に侵入した大きな原因と思われるポイントが見つかりました。ベランダの手すり壁と建物の外壁が接する「出隅・取り合い部分」です。ここに施工されていたコーキング(シーリング)を確認したところ、経年劣化でカチカチに硬化し、縦方向にパックリと割れて完全に破断していました。
ベランダの壁や笠木部分は、地震や風による建物の揺れで非常に動きが出やすい場所です。コーキングが破断して隙間ができると、雨が降るたびにその隙間から雨水が壁の内部や防水層の下へダイレクトに侵入してしまいます。
今回の床の膨らみも、この破断した目地から差し込んだ雨水が下地に回り込んだことが大きな要因と考えられます。
今回の調査結果を踏まえ、再発を防ぎ長期間安心してお使いいただくための最適な改修工事プランをご提案いたしました。
① 高圧洗浄による下地処理
まずは床面にびっしり付着した苔や黒ずみ、古い塗膜の削れかすを高圧洗浄で徹底的に洗い流し、十分に乾燥させます。
② 破断したコーキングの全面打ち替え
外壁とベランダ笠木・立ち上がり部の破断している古いコーキングをすべて撤去します。専用のプライマーを塗布し、高耐久の変成シリコン系シーリング材で新しく打ち替えて水密性を確保します。
③ 膨らみ部分の切開・撤去と下地乾燥
膨らんで浮いてしまった防水層はカットして撤去します。下地の木造合板に腐食や痛みが広がっていないか確認し、しっかり乾燥・補修を行います。
④ 「FRP防水」による堅牢な防水再施工
下地調整・補修をしっかり施した上で、耐久性と強度に優れる「FRP防水」での再施工を行います。 プライマーを塗布後、ガラス繊維で補強された強靭なFRPレジン(プラスチック)層を形成し、最後に紫外線や摩耗から守るトップコートで密着仕上げを行います。軽量で耐摩耗性・耐水性に非常に富んだFRP防水を正しく施工することで、長期間にわたり強固で美しいベランダ床を蘇らせます。
「ベランダの床が膨らんでいる」「歩くとポコポコ・パコパコ浮いた感じがする」という症状は、内部に水が回り込んでいる非常に危険なサインです。
放置するとベランダだけでなく、下の部屋への雨漏りや建物の木部腐食につながるおそれがあります。少しでも「いつもと違うな」と感じたら、お早めに専門業者へご相談いただくことをおすすめします。
当店では、塩竈市をはじめ地元エリアの現地調査・お見積りを無料で行っております。専門資格を持ったプロが細部までしっかり確認し、お住まいの状態に合わせた最適な工事をご提案いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
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