2026.09.16
【岩沼市 築40年のスレート屋根の点検を実施】 みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です! 今回は、岩沼市にお住まいのお客様より「前回のメンテナンスから年数が経ったので、一度屋根の状態を詳しく診てほしい」とのご相談をいただき、現地調査を実施いたしました。 お…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!
宮城県塩釜市にお住まいのお客様より、「屋根から雨漏りがして困っている」との切実なご相談をいただきました。
現地調査へお伺いし屋根へ登ってみると、昔ながらの「瓦棒(トタン)屋根」全体に経年劣化が見られ、特に塗膜の剥がれや赤錆が著しく進行している特定のエリアから雨水が侵入している状態でした。
屋根の修繕となると「屋根全体を工事しなければいけないのでは……」「費用がかなり高額になるのでは……」と不安になられる施主様も少なくありません。しかし、屋根の構造や傷み具合によっては、傷んでいる特定の範囲だけを狙って修繕する「部分カバー工法(重ね葺き)」という非常に合理的でコストパフォーマンスの高い選択肢があります。
今回は、塩釜市で行った瓦棒屋根の部分カバー工事の現場写真とともに、部分カバー工事を選ぶメリット、施工の流れ、そして失敗しないための雨仕舞いの重要性について専門店の視点から詳しく解説します!
【屋根カバー工法のメリットとは?費用相場や適した屋根材を厳選してご紹介!】
今回ご相談いただいたお宅の屋根は、金属屋根の一種である「瓦棒(かわらぼう)屋根」です。瓦棒屋根は勾配(傾斜)が緩やかな屋根にも施工できる優れた屋根材ですが、金属製であるため定期的な塗装メンテナンスを怠ると錆(さび)が発生しやすい特徴があります。
【現地調査での主な確認ポイント】
塗膜の劣化と赤錆の広がり: 表面の保護塗膜が完全に失われ、広範囲にわたって赤錆が発生していました。金属が薄くなり、穴があく一歩手前の状態です。
釘穴や継ぎ目の隙間: 経年劣化によって固定金具の弛みやシーリングの切れが生じ、そこから雨水が差し込んでいる状態でした。
雨漏り箇所の特定: 屋内への浸水状況と屋根上の状態を照らし合わせた結果、屋根全体ではなく特定の一画から集中して雨水が侵入していることが判明しました。
全体を解体してやり直すフルリフォームも選択肢には上がりますが、ご予算や建物の今後の耐久年数、現在の傷み具合を総合的に判断し、今回は雨漏りの原因箇所を中心に新しい金属屋根材を上から被せる「部分カバー工法」をご提案いたしました。
屋根工事には「葺き替え(全面撤去・新設)」「全面カバー工法」「塗装工事」「部分修繕」などいくつかの工法があります。その中で、今回採用した「部分カバー工法」には以下のような明確なメリットがあります。
全面カバーや全面葺き替えを行う場合、屋根全体を覆う分の材料費や人件費がかかります。一方、部分カバー工法であれば「必要な範囲だけ」に材料と人工を集中させることができるため、工事全体の予算を大幅に抑えることが可能です。
葺き替え工事の場合、古い屋根材を剥がして処分する「解体費」と「産業廃棄物処分費」が発生します。カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて葺くため、廃材がほとんど出ず、処分費用を節約できます。
施工範囲が限定されるため、全面工事に比べて圧倒的に短い工期で施工が完了します。足場を組む範囲も最小限で済む場合が多く、近隣へのご迷惑やご家族のストレスも最小限に抑えられます。
単なる「塗装」や「シーリングの穴埋め」といった応急処置とは異なり、原因箇所へ新しい防水シート(ルーフィング)とガルバリウム鋼板などの高耐久金属屋根材を被せるため、確実な防水層が形成され雨漏りをスピーディかつ確実に遮断できます。
ここでは、実際に塩釜市で行った瓦棒屋根の部分カバー工事の具体的な手順をわかりやすく順を追って解説いたします。
まずは既存屋根のゴミや苔、浮き上がった塗膜や錆などを綺麗に清掃します。新しい屋根材を隙間なくしっかりと納めるため、施工の障害となる既存の突起物や劣化箇所を適切に処理・補修します。
屋根の防水性能を左右する最も重要な要素が「防水シート(ルーフィング)」の施工です。今回の現場では、信頼性と実績のあるアスファルトルーフィング「Pカラー」を使用しました。 既存の瓦棒屋根の形状に合わせ、水下(軒先)から水上(棟側)に向かって規定の重ね幅をしっかり確保しながらPカラーを敷き詰めていきます。これにより、万が一表面の金属板の隙間から水が入り込んだ場合でも、室内への浸水を防ぐ強固な「二次防水層」が完成します。
Pカラーを敷き詰めた上から、現場の寸法に合わせて加工した新しい金属屋根材を取り付けていきます。使用するガルバリウム鋼板(またはSGL鋼板)は、従来のトタン屋根に比べて非常に錆びにくく、軽量であるため、上から重ねて葺いても建物構造への重量負担はほとんどありません。既存の瓦棒の山(棒部分)にしっかりとフィットさせながら美しく施工していきます。
壁と屋根が接する「壁際(立ち上がり)」や「水切り部」には、新しい板金役物を取り付けて水が奥へ侵入しないように厳重に雨仕舞いを行います。また、塩釜市をはじめとする宮城県内では、冬場の屋根からの滑雪・落雪事故を防ぐための「雪止め金具」の設置が欠かせません。新しい屋根材に合わせた専用のポリカフックや雪止め金具を適切な位置へ確実に取り付け、安全に仕上げました。
部分カバー工事を成功させる上で、最も難しく、かつ重要なのが「新しく張った屋根」と「残した既存屋根」の境界部分(境目)の処理です。
屋根の一部だけを新しくするということは、必ず「古い屋根材と新しい屋根材の継ぎ目」が存在することになります。この境目の処理が甘いと、強い風を伴う雨の際に既存屋根と新規屋根の隙間から雨水が吸い上げられ(毛細管現象)、新たな雨漏りの原因になってしまいます。
当店では、雨漏り診断の専門知識と板金職人ならではの加工技術を活かし、以下のような雨仕舞い(あまじまい)を徹底しています。
立ち上げ加工: 新しい屋根材の端部をしっかりと立ち上げ、水が奥へ回り込まないような形状を現場で板金加工します。
役物板金の噛み合わせ: 専用のカバー役物板金を被せ、物理的に雨水が侵入できないルートを形成します。
高耐候シーリングの併用: 単にコーキングに頼るのではなく、板金の物理的な納めを行った上で、補強として変性シリコン等の高耐候シーリング剤を密密に充填します。
「ただ被せるだけ」の施工では、数年後に境目から雨漏りが再発するリスクがあります。部分カバー工事だからこそ、板金加工の経験が豊富なプロの職人に依頼することが極めて重要です。

今回は、塩釜市で行った瓦棒屋根の部分カバー工法事例をご紹介しました。
「屋根から雨漏りがしてきたけれど、全面工事をするほどの予算がない」 「傷んでいる部分だけをピンポイントで安く安全に直したい」
このようにお悩みの方にとって、部分カバー工法はコストを抑えつつ高い防水効果を得られる非常に賢い修理方法です。
ただし、屋根全体の劣化状態によっては「部分補修では対応できず、全面施工を行った方が長期的に見てお得になる」というケースもあります。だからこそ、現場の状況を正確に見極められる専門知識(雨漏り診断資格など)と、確かな板金技術を持った施工業者を選ぶことが大切です。
当店では、塩釜市をはじめ仙台市・多賀城市・利府町など近隣エリアにて、屋根の点検・雨漏り調査・お見積もりを無料で承っております。瓦棒屋根の錆や雨漏りでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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