2026.09.15
【塩竃市で瓦棒屋根の部分屋根カバー工事を実施!】 みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!宮城県塩釜市にお住まいのお客様より、「屋根から雨漏りがして困っている」との切実なご相談をいただきました。 現地調査へお伺いし屋根へ登ってみると、昔ながらの「瓦棒(トタ…
今回は、岩沼市にお住まいのお客様より「前回のメンテナンスから年数が経ったので、一度屋根の状態を詳しく診てほしい」とのご相談をいただき、現地調査を実施いたしました。
お住まいは、大手ハウスメーカーである積水ハウス様で建てられた素敵なお宅です。屋根材には、一般的な住宅で多く採用されている「スレート(カラーベスト・コロニアル)」と呼ばれる薄い平板状の屋根材が使用されていました。
屋根は常に太陽の紫外線や雨風に晒されているため、住まいの中で最も傷みやすい場所の一つです。
今回の点検では、塗装メンテナンスでは対応が難しい段階まで劣化が進んでいることが確認できました。
そこで今回は、現場での実際の点検写真をご覧いただきながら、症状の詳細と、お客様にご検討いただいている「屋根カバー工法(重ね葺き工事)」の魅力について詳しく解説していきます🙇
【屋根カバー工法のメリットとは?費用相場や適した屋根材を厳選してご紹介!】
屋根の上に登り、全体の健康状態を隅々までチェックいたしました。
一見すると遠目からは分かりにくいのですが、近くで観察すると経年劣化に伴うサインがはっきりと現れていました。
スレート屋根材の表面は、製造時に特殊な塗装(塗膜)で保護されており、これによって雨水を弾く撥水性(はっすいせい:水分を弾く性質)を保っています。 しかし、太陽光の紫外線や風雨を長年受け続けることで、この塗膜が徐々に削れて剥げてしまいます。点検した屋根では、撥水効果がほぼ失われており、雨水が屋根材内部へ染み込みやすい状態になっていました。
塗膜が切れて水を含むようになったスレートは、湿気が抜けにくくなります。その結果、屋根全体に黄色や茶色っぽい苔やカビが根を張るように発生していました。 苔が発生すると、さらに水分を保持しやすくなるため、水はけが悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。
スレートは「水を吸って膨張し、太陽熱で乾いて収縮する」という動きを何度も繰り返します。これにより素材自体が徐々に脆化(ぜいか:もろく壊れやすくなること)し、表面の荒れや目視できる細かなひび割れ、屋根材の端部の反り(そり)が発生していました。
「屋根のメンテナンス=再塗装」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、今回のような症状の場合、単なる再塗装では十分な効果が得られない可能性があります。
スレート自体の素地(そじ:素材そのもの)が風化して脆くなっている状態で上からペンキを塗っても、下地と塗料がしっかりと密着しません。最悪の場合、せっかく塗装しても数年で塗装ごとペロリと剥がれてしまうリスクがあります。
また、屋根の部材同士を固定しているコーキング(シーリング:隙間を埋める防水充填材)の劣化や、固定ネジの緩みなども重なることで、屋根材の下への雨水侵入リスクが高まります。
塗膜による防水保護が限界を迎えている場合は、表面の見た目を綺麗にするだけでなく、屋根材そのものを保護・刷新する工事が必要となります。そこで今回自信を持ってお勧めし、お客様にもご検討いただいているのが「屋根カバー工法」なのです。
屋根カバー工法とは、既存(今ある)のスレート屋根を剥がさずそのまま残し、その上に新しい防水シート(ルーフィング)と軽量な金属屋根材を被せて二重構造にする施工方法ですよ。
積水ハウス施工のお住まいをはじめ、多くのスレート屋根住宅で選ばれている非常に合理的な工法です。主なメリットを3つご紹介しますね。
屋根をすべて解体して新しくする「葺き替え(ふきかえ)工事」の場合、古い屋根材の撤去費用や処分費用(特にアスベストが含まれる年代のスレートは処分費が高額になります)が大きくかかります。 カバー工法であれば撤去作業が最小限で済むため、廃材処分費を大幅に節約でき、工事期間も短縮できますよ。
屋根が「既存スレート+防水シート+新しい金属屋根」という二重構造(ダブル構造)になるため、外の熱が室内に伝わりにくくなります。夏場の2階の暑さが軽減されるほか、冬場の保温効果も高まりますよ。また、雨音が室内に響きにくくなるという遮音効果も得られます。
新しく上に被せる屋根材には、金属屋根である「ガルバリウム鋼板(SGL)」や「断熱材一体型金属屋根」を使用します。 金属屋根は非常に軽量(和瓦の約1/10、スレートの約1/4の重さ)なため、屋根全体が重くなって耐震性を損なう心配がほとんどありません。超高耐食性を誇るため、長期にわたってメンテナンスフリーで安心してお住まいいただけます。
大手ハウスメーカーである積水ハウス様のお住まいには、屋根裏の熱気や湿気を逃がすための「換気棟(かんきむね:屋根の頂点にある換気口を備えた役物)」や独自の役物金物が設置されているケースが多く見られます。
一般的な工務店や経験の浅い業者ですと、こうしたメーカー独自の特殊な納まり(おさまり:部材同士の接合や取り付け仕上げのこと)に対応できず、雨漏りの原因を作ってしまうこともあります。
カバー工法を実施する際は、既存の換気機能をしっかりと活かしつつ、雨水が絶対に侵入しないよう専用の立ち上げ加工やコーキング処理を行います。
構造をしっかりと理解した上で最適な施工プランを組み立てることが、住まいを長持ちさせる一番のポイントですよ。
今回は、岩沼市での積水ハウス施工住宅における屋根点検の様子と、お客様にご検討いただいている屋根カバー工法についてご紹介いたしました。
スレート屋根の苔やひび割れ、塗膜の剥がれは「そろそろおうちのお手入れ時期ですよ」という大切なサインです。放置してしまうと、下地の野地板(のじいた:屋根材を固定する木製の板)まで腐食が進み、大がかりな改修工事が必要になってしまうこともあります。
「うちの屋根は大丈夫かな?」「塗装とカバー工法、どちらがいいんだろう?」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
丁寧な現地調査とわかりやすい写真付き報告書を作成し、大切なお住まいに最適なメンテナンス方法をご提案いたします!
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