2026.05.17
仙台市太白区 駐車スペースの天井から突然の水滴の原因を無料調査 みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!先日、仙台市太白区のお客様より「1階ガレージの天井から水がポタポタと垂れてくる」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。お住まいは1階が駐車スペース…
みなさん、こんにちは(^^)/ 街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!
今回は、仙台市泉区のお客様より「雨漏りがしているので見てほしい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いましたm(__)m
実はこちらのお宅、数年前にスレート屋根の上からアスファルトシングルを重ねる「屋根カバー工法」の工事をされたばかり。屋根に登ってみると表面は非常に綺麗で、一見するとどこも悪くないように見えます。
しかし、お部屋の状況を詳しく確認していくと、非常に奇妙な現象が起きていました。
【今回の雨漏りの奇妙なポイント】
総2階建ての構造なのに、2階の天井には一切シミがない
それなのに、1階の天井にだけ雨漏りが発生している(近くに1階の屋根=下屋はありません)
施主様いわく「南風が吹く日の雨天時だけ漏る」という決定的な証拠がある
綺麗にリフォームされた屋根は本当に無実なのか? 鉄骨造の構造特性を交えながら、雨漏り診断士の視点で徹底考察した内容をお届けします!
《屋根のトラブルでお困りの方、屋根修理を必要としている方へ》
まずは、雨漏りが発生している1階の天井に点検口(開口)を開け、内部を目視調査しました。
内部をのぞいてみると、天井裏を横切る野縁(下地木材)の中央部分が明らかに黒く変色し、水分を含んでいました。これは一過性の雨漏りではなく、何度も雨水が侵入しては乾燥を繰り返した跡です。
さらに奥に見える、鉄骨を固定するボルト周辺にも湿気が籠っているのを確認しました。すぐに強度が低下するわけではありませんが、放置するとサビや構造体の腐食の原因になるため、一刻も早い原因特定が必要です(>_<)
続いて、屋根の上に登って外側の状態をチェックしました。
先述の通り、アスファルトシングル自体はズレや破れもなく美しく施工されています。「やはり屋根には問題がないか……?」と思いきや、じっくり観察を続けると「ある違和感」に気づきました。
屋根のトップである「棟(むね)」が3方向から交わる部分(三又部分)に、釘が表面から露出して打たれていたのです。
これはカバー工法を行う際、コーキングなどで適切な防水処理が施されていなかった可能性があります。ほんのわずかな釘穴ですが、ここが「水みち(雨水の通り道)」になっている可能性もゼロではありません(>_<)
ここで、今回の最大の謎である条件を整理してみましょう。
2階の屋根カバー工法は綺麗
2階の天井にはシミがない
1階の天井だけが漏る(近くに1階屋根はない)
「南風」の時だけ漏る
もし2階の屋根から漏れているなら、水はまず2階の天井を濡らすはずです。それがないということは、原因は新しくした屋根ではなく、1階の天井裏(2階の床下)へダイレクトに水が回る「バルコニー」や「2階の外壁」にあると推測できます。
今回は建物が「鉄骨造(S造)」ということもあり、南風の強い雨によって以下の3つのルートで水が回っている可能性が極めて高いです。
南風が強く吹くと、バルコニーの外壁や掃き出し窓(サッシ)の正面に強い風圧がかかります。 普段の真上から落ちる雨ならそのまま下に流れますが、強い風に押し込まれることで、サッシのわずかな隙間や外壁目地の微細なひび割れから水が内部へ侵入します。入った水は2階の室内を通らず、そのまま床下の構造体を伝って1階の天井へと落ちていきます。
手すり壁の最上部にあるアルミの「笠木」は、構造上、下側に隙間があります。 強い南風によって雨水が「下から上へ」巻き上げられるように吹き込まれると、内部の防水シートの裏側に回り込んでしまうことがあります。これもダイレクトに1階の天井裏を濡らす原因になります。
鉄骨造の建物は、建物の骨組みである鉄骨の梁(はり)が水を吸い込みません。そのため、外壁から侵入したわずかな水が、鉄骨の表面を伝って驚くほど遠くまで移動します。離れたバルコニーから入った水が、1階天井の弱い部分に集中して滴り落ちるケースはよくあります。
また、屋根カバー工法で粘着性の防水シートを重ねたことで、屋根の気密性が劇的にアップしました。これにより「お家の中の湿気が逃げられない」状態になり、冷え切った鉄骨ボルト周辺に室内の湿気が集中して大量の結露(内部結露)を起こしている可能性も視野に入れる必要があります。
「リフォームしたばかりの屋根が悪いのでは?」と不安になられる施主様も多いですが、建物の構造と雨の降り方をロジカルに紐解くと、本当の弱点が見えてきます。今回のケースでは、屋根ではなくバルコニーや2階外壁周辺が極めて怪しい状況です(>_<)
原因を完全に特定し、無駄のない的確な修理を行うため、後日改めて「散水試験(高圧で水をかけて雨を再現するテスト)」を行う計画を立てました。
南風の暴風雨を再現するように、斜め下からバルコニーの床・壁・サッシ・笠木に向けて水をあて、どこから水が中に侵入していくかを1箇所ずつ徹底検証します。
街の屋根やさんでは、あてずっぽうの修理は一切いたしません。雨漏り診断士の確かな知識と経験で、原因を100%突き止めてから最善の補修工事をご提案いたします!次回の散水試験の結果もブログでご報告しますので、ぜひチェックしてくださいね。
仙台市内で「原因不明の雨漏り」にお悩みの方は、ぜひ私たち街の屋根やさん仙台北店にご相談ください!
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