2026.08.14
【仙台市若林区 築50年のスレート屋根の現地調査を実施】 みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!仙台市若林区にお住まいのお客様より、「2階の部屋の天井から雨漏りがしている」とのご相談をいただき、現地調査にお伺いしました。 屋根に上って確認してみると、スレ…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!
仙台市青葉区にお住まいのみなさん、ご自宅の「軒先(のきさき=雨樋のすぐ上の屋根の先端)」を下から見上げたことはありますか?
「屋根の真ん中はキレイに見えるのに、端っこだけがボロボロ欠けている…」
「スレートの先端が層状にめくれ上がって、雨樋に破片が溜まっている…」
実は、築20年~30年ほど経過した「アスベスト(石綿)含有スレート屋根」で、こうしたご相談が急増しています。
今回は、青葉区の現地調査で撮影した写真をもとに、なぜ軒先ばかりが剥がれ落ちてしまうのか、その根本原因と正しいメンテナンス手順を解説します!
《スレートの欠けや割れは補修が必要?レベル別補修方法》
今回調査した屋根に使用されていたのは、1990年代〜2000年代初頭に多く普及したアスベスト含有スレート(クボタの「ニューコロニアル」など)です。
かつては高耐久な屋根材として活躍 現在製造されている初期のノンアスベスト(無石綿)製品と比べ、アスベスト繊維がセメントをしっかり補強しているため、本来は頑丈で割れにくい性質を持っています。
防水切れが引き起こす劣化 どれほど頑丈な屋根材も無敵ではありません。新築から20年以上が経過すると表面の塗膜が寿命を迎え、セメント素地が裸の状態になります。雨水を吸い込みやすくなったセメントは、急速に劣化へと向かいます。
屋根全体の中でも、特に軒先端ばかりがミルフィーユ状に剥がれ落ちる(層状剥離)のには、4つの理由があります。
1.雨水が最後に残る場所である
傾斜を流れた雨水は、軒先に集まります。さらに「毛細管現象」によってスレートの裏側まで水が吸い上げられ、雨樋との接合部は乾きにくく、常に湿った状態が続きます。
2.仙台の冬が生む「凍害(凍結融解作用)」
水を含んだスレートが仙台の冬の冷え込みで凍結すると、内部の水が膨張します。日中に溶けて夜間にまた凍る……この繰り返しにより、内側から組織が破壊され、パイ生地のように層状に崩れていきます。
3.コケや藻による湿気の放置
塗膜が切れた箇所にはコケが生えやすくなります。コケは水分を抱え込むスポンジの役割を果たしてしまうため、スレートが常に湿った状態になり、凍害をさらに悪化させます。
4.セメント成分の溶出と風化
長年の紫外線と雨水によりセメントの成分が溶け出すと、建材自体の密度がスカスカになります。最終的には手で触るだけで崩れるほど脆くなってしまいます。
「見た目が悪いからペンキを塗って補修しよう」と考える方も多いのですが、この状態での屋根塗装は施工不可能です。
高圧洗浄で崩壊する:塗装前の高圧洗浄の圧力に耐えられず、屋根材そのものが吹き飛んでしまいます。
塗料が定着しない:下地自体が脆化しているため、上から塗料を塗っても素地ごとバリバリと剥がれてしまい、費用が無駄になります。
粉じん飛散のリスク:無理に作業を行うことで、アスベストの微粒子が近隣に飛散する恐れがあります。
表面の塗装では対応できないため、屋根の構造そのものを改修する以下の工法を提案いたします。
既存のスレートの上から新しい防水シートと軽量な金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を被せる工事です。
メリット:既存屋根の解体・処分費用がかからないため、アスベスト処分費を抑えられ、工期も短縮できます。
注意点:軒先の下地(野地板)が腐食している場合は、新しい屋根を固定できません。事前に下地をしっかり補強してから施工する必要があります。
既存のスレートをすべて撤去し、野地板を新しく張り直してから新しい屋根材を施工する工事です。
メリット:野地板や木部の傷みを100%確認・修繕できるため、住まい全体の耐久性と安全性が新築同様に蘇ります。
注意点:アスベストの専門処分費用や解体費用が発生するため、カバー工法に比べてコストが高くなります。
《屋根葺き替え工事の初心者ガイド!おすすめの屋根材や費用・後悔しないためのポイント》
軒先のスレートがボロボロになっている場合、すでに内側の野地板まで雨水が回り込んで腐食している可能性があります。そのまま放置すると雨漏りだけでなく、破風板の腐食や雨樋の破損など、被害が建物全体に拡大しかねません。
「うちの屋根も先端が痛んでいるかも」「塗装ができる状態か確かめたい」とお悩みの方は、被害が大きくなる前に、ぜひ専門業者の無料点検をご利用ください🙇
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