2026.06.23
仙台市太白区 塗装工事では限界を迎えた屋根の葺き替え工事をご提案 みなさん、こんにちは!(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です! 先日、仙台市太白区のお客様宅にて、かつて一世を風靡した屋根材「セキスイ瓦U」の現地調査にお伺いしました。 今回の施主様は、これまで本当にお家を大切…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!
近年、名取市内でも「大きな地震に備えて、重い瓦屋根から軽くて丈夫な板金(ガルバリウム鋼板やSGL鋼板)の屋根に葺き替えたい」というお問い合わせを非常に多くいただきます。屋根を軽くすることは、住まいの耐震性を高める上で極めて有効なリフォームです。
しかし、屋根の葺き替えを計画する際、私たち専門業者が必ずセットで強くご提案させていただくのが「雨樋(あまどい)の全面交換」です。
見積書を見たお客様から「屋根が新しくなるだけなのに、どうして雨樋まで一緒に変えなきゃいけないの?」「まだ使えるならそのままで費用を抑えたいんだけど……」というご質問をいただくことも少なくありません。
結論から申し上げますと、瓦から板金への葺き替え時に雨樋をそのまま残すのは、将来的なコスト面でも、建物の防水面でも、非常にリスクが高いのです。
今回は、なぜ屋根葺き替えと雨樋交換を「絶対にセットで行うべきなのか」、プロの視点から4つの決定的な理由を詳しく解説します。
《屋根葺き替え工事の初心者ガイド!おすすめの屋根材や費用・後悔しないためのポイント》
まず、現実的な費用面における最大のメリットが「足場代の節約」です。
屋根の葺き替え工事も、雨樋の交換工事も、2階建て以上の建物であれば職人の安全確保と丁寧な施工のために、建物の周りをぐるりと囲む高所作業用の「足場」を組み立てることが法律で義務付けられています。
この足場の設置・解体にかかる費用は、一般的な30坪程度の戸建て住宅でおよそ15万〜25万円が相場です。これは工事の内容にかかわらず、足場を建てるだけで毎回確実にかかってしまう実費です。
別々に時期をずらして工事した場合: 屋根工事で1回(約20万円)、数年後の雨樋工事でまた1回(約20万円)となり、合計で約40万〜50万円もの足場費用が二重にかかってしまいます。
屋根と雨樋を同時に工事した場合: 同じ足場をそのまま併用して作業ができるため、足場代は1回分(約15万〜25万円)だけで済みます。
これだけで、将来的に支払うはずだった15万〜20万円以上のリフォーム費用を丸ごと浮かせることができるため、結果として最も経済的な選択になります。
ここが、私たち屋根の専門家が最も声を大にしてお伝えしたい、技術的なポイントです。
「瓦屋根」と「板金屋根」は、ただ素材が違うだけでなく、施工したときの厚みや構造が根本的に異なります。瓦屋根は1枚1枚に厚みがあり、波打つような形状をしていますが、板金屋根は薄くフラットに仕上がります。
これにより、瓦から板金へ葺き替えると、屋根の先端部分である「軒先(のきさき)の出(長さ)や角度」が数センチメートル単位で変わってしまうのです。
もし、古い雨樋(以前の瓦屋根の位置に合わせて固定されているもの)をそのまま残してしまうと、以下のような深刻なトラブルが発生します。
屋根の先端が今までよりも手前(家側)に引っ込む形になります。すると、屋根から流れてきた雨水が雨樋を通り越し、雨樋の手前側(外壁や破風板)に直接ボタボタと落ちるようになってしまいます。これが原因で、外壁が常に水に晒され、最悪の場合は破風板付近からの雨漏りや木部の腐食を誘発します。
屋根の先端が雨樋の真上を深く覆い隠すような形になります。一見、しっかり雨樋に入りそうに見えますが、後述する「雨水の流速」が合わさることで、勢いよく流れてきた雨水が雨樋を完全に飛び越えて(オーバーフローして)外側へ飛び出してしまいます。
既存の古い雨樋は、固定している金具の出幅(受け幅)があらかじめ固定されているため、新しくなった板金屋根のラインに合わせて後から位置を微調整することができません。 屋根と一緒に雨樋も新調し、新しい板金屋根の「軒先の出」や「水流れの勾配」を正確に計算した上で、mm単位でジャストフィットする位置に金具から取り付け直すことが不可欠なのです。
屋根材が変わると、雨の日の「雨水の流れ方」もガラリと変わります。
これまでの瓦屋根は、表面に特有のザラつきや凹凸があり、素材自体にもわずかな吸水性があるため、激しい雨が降っても雨水は一定の抵抗を受けながら比較的ゆっくりと滑り落ちていきました。
しかし、ガルバリウム鋼板などの板金屋根は、表面が非常に滑らかでツルツルしています。そのため水はけが抜群に良い反面、雨水が全く抵抗を受けず、もの凄い勢いとスピードで一気に軒先へと流れ落ちてくるという特徴があります。
もし、経年劣化で少し歪んでしまっていたり、昔の基準で作られた容量の小さい古い雨樋のままでいると、板金屋根の圧倒的な排水スピードに雨樋の処理能力が追いつきません。その結果、通常の雨ならまだしも、近年のゲリラ豪雨や台風の際には雨水があふれ返り、滝のように庭やベランダに叩きつけられる原因になってしまいます。
現代の板金屋根には、そのスピードと水量にしっかりと耐えられる広口の最新の雨樋をセットで組み合わせるのが、住まいの防水性能を100%発揮させるための鉄則です。
リフォームを行う際は、次のメンテナンスが何年後になるかという「ライフサイクルコスト」を考えることがとても重要です。
今回新しく葺き替える板金屋根(ガルバリウム鋼板や、さらに耐久性を高めた次世代のSGL鋼板)は、非常に長寿命で、一般的に約25年〜30年にわたって住まいを守ってくれます。
一方で、雨樋(主に普及している塩化ビニル製など)の寿命は、紫外線や風雨の影響を受けるため、一般的に約15年〜20年といわれています。
仮に、新築から15年〜20年が経過したタイミングで「屋根だけ」を最新の板金に交換し、雨樋は「まだ壊れていないから」とそのまま残したとしましょう。 当然、雨樋はすでに寿命が近づいていますから、屋根の工事が終わってからわずか数年で、ひび割れ、接続部の外れ、金具のサビによる歪みなどのガタが出てきます。
そうなると、「つい3年前に屋根を直したばかりなのに、雨樋修理のためだけにまた高額な足場代を払って工事をしなければならない」という、非常に効率の悪い二度手間が発生してしまうのです(>_<)
屋根葺き替えのタイミングで雨樋も一緒に新品に交換しておけば、向こう20年以上はどちらも大きなメンテナンスを心配することなく、安心して快適に過ごすことができます。
屋根の葺き替え時に雨樋も一緒に新しくすることは、工事の仕上がり(確実な排水・雨漏り防止)を完璧にし、将来のライフサイクルコストを最小限に抑えるための賢い選択です。
また、ここ名取市をはじめとする宮城エリアの屋根リフォームでは、単に新しくするだけでなく、地域の気候特性を考慮した職人のノウハウが必要不可欠です。
例えば、冬場に屋根に積もった雪が板金屋根の滑りやすさによって一気に滑り落ちると、その重みで雨樋がベキッと下向きに歪んだり、バキバキに破損してしまったりすることがあります。これを防ぐために、当店では冬の雪の重みや落雪に耐えられる高強度な支持金具の選定や、板金屋根に適した雪止め金具の最適な配置バランスまでを含めてトータルで設計・ご提案しております。
「我が家の屋根と雨樋のバランスはどうなっているかな?」「葺き替えたらいくらくらいになるんだろう?」と気になった名取市周辺の皆様、ぜひお気軽に当店の無料現地調査・点検をご活用ください。屋根の専門家として、お住まいの状態を細かくチェックし、最適なプランをご提案いたします!
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