2026.06.24
仙台市泉区 外壁のヒビが気になるご自宅で散水試験を実施 みなさん、こんにちは(^^)/ 街の屋根やさん仙台北店の兵藤です! 先日、仙台市泉区にお住まいのお客様より「外壁に細かいヒビを見つけて、そのうち雨漏りしないか心配で…」という切実なご相談をいただき、さっそく現地…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台北店の兵藤です!
先日、仙台市内のお客様から「金属サイディングの外壁から雨漏りがしている」とのご相談をいただき、現地調査に行ってまいりました。
ガルバリウム鋼板などの金属サイディングは非常に耐久性が高い優秀な外壁材ですが、実は「ある部分」が原因で雨漏りを引き起こしてしまうケースが少なくありません。今回は、実際の現地調査のお写真をお見せしながら、雨漏りの原因になりやすいサッシ周りのコーキングについて詳しく解説します。
《雨漏り修理に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法》
現地調査でお邪魔した際のお写真がこちらです。
一見、金属サイディング自体は綺麗に見えますが、サッシ(窓枠)との境界線にあるグレーのコーキング(シーリング)に注目してください。
細かく無数のひび割れ(クラック)が起き、サッシの角(下端まわり)には肉痩せして隙間ができてしまっているのが分かります。横殴りの雨や、外壁を伝ってきた雨水がこの隙間に集中すると、そのまま壁の内部へと吸い込まれてしまうのです。
「外壁が金属だから雨漏りしない」ということはありません。こうしたサッシ開口部との境界(取り合い部分)こそが、雨漏りの最大の侵入経路になります。
サッシ周りは、外壁の中で最も過酷な負荷がかかる場所です。主に以下の4つの原因が重なって劣化が進みます。
1.「異素材」による熱伸縮の違い アルミサッシ(金属)と外壁材(金属サイディング)は、太陽熱による伸び縮みの割合が全く異なります。毎日異なる動きをする2つの素材に挟まれているため、コーキングには常に引き裂かれるような力がかかり続けています。
2.建物の微振動や挙動 地震の揺れだけでなく、近くを大型車が通行した際の微振動、強風による風圧などで建物は常にわずかに動いています。その応力が窓まわりに集中するため、コーキングが破断しやすくなります。
3.紫外線(UV)と熱による経年劣化 直射日光や熱を浴び続けることで、コーキングの柔らかさを保つ成分(可塑剤)が抜け出てしまい、次第にパキパキに硬化して割れてしまいます。
4.施工時の不備(3面接着など) サッシ周りは左右の2面だけで接着させる「2面接着」が鉄則です。奥の面までくっついてしまう「3面接着」の施工になっていると、コーキングが自由に伸縮できなくなり、短期間で裂けてしまいます。
コーキング材の寿命は、使用している材料のグレードによって大きく変わります。
・一般的な変成シリコン:約7年〜10年 新築時や一般的なリフォームで多く使われますが、10年を過ぎる頃には硬化やひび割れが目立ち始めます。今回のお写真の現場も、およそ10年前後が経過し、完全に寿命を迎えた状態です。
・高耐候性・高耐久シーリング材:約15年〜30年 近年の技術向上で生まれた、紫外線に非常に強いロングライフ製品です。
金属サイディング自体は30年近く長持ちするものが多いため、コーキングだけが10年でダメになってしまうと、「コーキング直しのためだけに、また高い足場費用を払う」ということになりかねません。外壁の寿命とメンテナンス周期を合わせることが、将来のコストを抑える重要なポイントです。
金属サイディングのサッシ周りに使用するなら、「ノンブリード性(黒ずみ汚染が出ない)」「高い柔軟性」「高耐候性」を兼ね備えた材料を選ぶのがベストです。プロの現場でも特に信頼されている製品をご紹介します。
1.オートンイクシード(オート化学工業) 【期待耐用年数:約20〜30年】 高耐久シーリングの代名詞。経年劣化で硬くなる原因の成分(可塑剤)が含まれていないため、長期間にわたって圧倒的な柔らかさを維持します。ガルバリウム鋼板などの高寿命外壁に最もおすすめの逸品です。
2.サンライズ MSシール / H100(サンライズ) 【期待耐用年数:約15〜20年〜】 優れた耐候性と接着性を持ち、各外壁メーカーの板金カラーに合わせた色数が非常に豊富なため、金属サイディングの色に完璧に馴染ませたい場合に最適です。
3.シャーピー 変成シリコン M-タイプ(シャープ化学) 【期待耐用年数:約10〜15年】 コストパフォーマンスと性能のバランスが良いノンブリード型の変成シリコンです。予算を抑えつつ、確かな品質で施工したい場合の標準プランとして優秀です。
もしご自宅の窓まわりでコーキングのひび割れを見つけたら、以下の手順で対応しましょう。
まずはスマートフォンのカメラで「引きの写真」と「アップの写真」を撮って記録します。その後、窓の真裏にあたるお部屋のクロスにシミや浮き、カビ臭さがないかチェックしてください。すでに室内に異変がある場合は緊急事態です。
良かれと思って、ホームセンターで数百円で売られている安価な「シリコンシーラント」を上から塗ってしまう方がいますが、これは絶対にNGです! シリコンオイルが周囲に染み出ると、後からプロが正規の補修(打ち替え)をする際に、新しいコーキングや塗料が一切密着しなくなります。成分を削り落とすための余計な工賃がかかってしまうため、応急処置をするなら「防水テープ(ブチルテープ)」を貼る程度に留めましょう。また、雨水を逃がすための「水抜き穴」を誤って埋めてしまうと雨漏りが悪化します。
コーキングの劣化は、お家全体のメンテナンス時期が近づいているサインでもあります。ただ穴を埋めるだけでなく、建物の構造を理解し、雨水の侵入経路を正しく見極められる「雨漏り診断士」の資格を持ったプロに現地調査を依頼し、部分補修で済むのか、全体を直すべきなのか適切な提案をもらいましょう。
コーキングの劣化は、いわばお家の「初期の虫歯」のようなものです。この段階で正しく打ち替え工事を行っておけば、中の柱や壁を腐らせることなく、最小限の費用でお家を長持ちさせることができます。
「うちの窓まわりも心配だな…」「最近雨漏りっぽいシミがある」という仙台・宮城エリアの方は、ぜひお気軽に街の屋根やさん仙台北店までご相談ください!雨漏り診断士がしっかりとお調べいたします。
《雨漏り修理の費用と失敗しないためのポイント!修理や原因の特定方法》
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